コードバンについてのお話し

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atelier Lemon & Lime

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コードバンのことをより知っていただくための読みものです。

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[Our Stories Vol.04] コードバンのこと

コードバンって、
どんな革?

コードバン

”コードバンの製品はもう持っている”という方から、”名前くらいは知っている”、”聞いたことはある”、”何それ?” という方まで。

コードバンとはどんな革なのか?を簡単に図解してみました。少し長めですが、ご確認ください!

Contents

① コードバンとは?
② コードバン層とは?
③ コードバンはどのくらいの大きさ?
④ どんな特徴の革なの?
⑤ どこで作られるの?

 
① コードバンとは?

コードバン

コードバンとは、農耕馬のお尻の部分から作られる革のことです。

コードバンとして使用されるのは、お尻の革の部分の、さらに限られた部分で、ここにはコードバン層と呼ばれるとても緻密な線維層があります。

このコードバン層に沿って革を切り取っていくと、お尻の部分だけが繋がった少しユニークな形状の革が出来上がります。これが「シェル(貝)」「めがね」と呼ばれるコードバンの元になる革なのです。

コードバンのことを「シェル」とか「シェルコードバン」と呼ばれるのはこれが所以です。

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② コードバン層とは?

コードバン

この「コードバン層」とは、農耕馬などの限られた馬にのみ存在する線維層です。革の内部に存在するため、革の表側、裏側の両方からコードバン層が出てくるまで削っていく必要があります。

こうしてコードバン層が出てきた革は、表と裏をひっくり返して磨き上げます。このようにして革の裏面(床面)側を表面として出来上がった革が、コードバンになります。

繊維がとても緻密でぎゅっと凝縮されている為、革の強度としては牛革の2〜3倍ほどの強度があるとも言われています。

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③ コードバンはどのくらいの大きさ?

コードバン

「革」と一言で言っても、種類によって大きさは様々です。そこで、牛革などの他の革とコードバンの大きさを比べてみました。

革の大きさを比べてみました

    • カウハイド (生後2以上の牝牛の革)
    • カーフスキン (生後3~6ヶ月の仔牛の革)
    • シープスキン (生後1年以上の羊の革)
※ 図中の数値は平均的なサイズです
※ 1 sq.ft = 9.29 ds です

 ↓

コードバン

こうして比べてみると、コードバンの大きさは、牛革などの他の革と比べてとても小さな革なのがわかるかと思います。

コードバン

また、コードバン一枚の大きさにも大小さまざまです。A3サイズがギリギリ取れるくらいの大きなものから、A4サイズくらいのものまで、丸型であったり、楕円型であったり、細長かったり、。。。 

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④ どんな特徴の革なの?

コードバン

コードバンの特徴の一つとして、細かなシボ(革の表面に出来る細かなシワ)が出来にくい、という性質があります。その為、コードバンの靴に見られるような大きく滑らかなシワが出来上がります。

これは、コードバン層の線維が縦に密集していること銀面層がない単層構造であること、という理由によります。上の図のように革に歪みが生じた際には、次のような特徴が見てとれます。

    • コードバン ▸▸▸ 表面が細かく毛羽だった状態になる
    • 牛革(銀付き) ▸▸▸ 銀面が少し浮いたようになる(銀浮き)ことで、細かなシボが生まれる
※コードバンの特徴をよく知るために、一般的な銀付きの牛革との違いを表しています。どちらかの優劣を描くものではありません!

コードバン

↑ 革の断面を簡略化しました。
コードバンの切断面を見ると、コードバン層の構造がよくわかります。

※ 厳密にはコードバンの銀面部が裏面に少し残っているため、コードバン層+銀面 の二層が見えます。

コードバン

↑ 革の裏面を簡略化しました。
コードバンは密度の細かい線維層なので、表面同様に裏面にも繊維の細かさが見てとれます。 

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⑤ どこで作られるの? 

コードバン

コードバンが製造できるタンナーは、世界にも数少ないと言われています。その中でも有名なタンナー、フィニッシャーは次の通りです。

    • Horween 🇺🇸
    • 新喜皮革 🇯🇵
    • レーデルオガワ 🇯🇵
    • 宮内産業 🇯🇵
    • Rocado 🇮🇹
    • Maryam 🇮🇹
    • Spire 🇬🇧

コードバン

コードバンには、仕上げの方法によって大きく3つの種類があると言われています。

 コードバンの仕上げ

    • オイル仕上げ
    • アニリン染め (水染め)
    • 顔料仕上げ

オイル仕上げ

これは、Horween、新喜皮革をはじめ、イタリアのコードバンなどでも多く使われる最もポピュラーに仕上げ方法です。 オイル分がたっぷりと含まれているので、革全体がしっとりとした感触です。いわゆるオイルレザーと同じように色の変化や革のくったり感などの経年変化が楽しめる革です。

アニリン染め (水染め)

レーデルオガワのコードバンで有名な仕上げです。オイルコードバンに比べて、非常に透明感のある綺麗な発色とハリのある硬質さが特徴です。表面が非常に艶やかで硬めなので、クタッとした革の変化よりもパリッとした艶やかさや滑らかさが際立ってきます。

顔料仕上げ

これは主にランドセル用に考えられた仕上げです。染料で革を染めるのではなく、表面に色付きの層が重なっているような印象です。その為、色や質感の変化といった革の味にはつながりませんが、その分、綺麗で豊富な色合いがしっかりと長く持続し、防水効果も発揮します。

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 コードバン

お読みいただきありがとうございます。
これを見て少しでもコードバンという革についての興味が深まりましたら、とても嬉しいです!

 
 
 

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